Hisashi Nakao



科学哲学/Introduction to philosophy of science

担当講師

中尾央(Nakao Hisashi),Email: hisashinakao@gmail.com(@は全角なので注意)

授業時間

2/9-10の集中講義.

オフィスアワー

授業後など適宜.

授業の内容と目標

科学技術の性質・方法・変化,さらにはそれを取巻く社会・倫理・政策的側面を踏まえ,科学技術の将来を考える.

教科書

なし.

成績評価

授業への参加度(30%)+最終レポート(2000字程度,70%)で評価します.

授業計画

1日目

  1. 参加型ワークショップ:科学技術はいかにあるべきか(暫定)
  2. 科学の方法を考える:客観性とは何か(19世紀から20世紀半ばまでの「客観性」を巡る歴史・「客観性」の多義性)
  3. 科学の歴史的変化を考える:科学の合理性と非合理性(進化発生生物学の歴史と哲学)
  4. 科学哲学のこれから:分野を超えたイノベーション創造のための科学哲学

2日目

  1. 科学技術と社会の関係:社会における科学と社会のための科学(社会生物学論争,科学技術倫理,対話型コミュニケーション,コンセンサス会議,社会のための科学)
  2. 科学技術政策のこれまでとこれから(大学の歴史と戦争,リニアモデル,科学技術基本計画,競争的資金,評価システム)
  3. 大学における研究・教育
  4. ディスカッション

参考文献

進化発生生物学の歴史と哲学

  • Yoshida, Y. and Nakao, H. in press. Evo-devo as a motley aggregation: Methodological and theoretical diversity in the 1980s. Biological Theory.
  • Hall, B. 1999. Evolutionary developmental biology. 邦訳『進化発生学―ボディプランと動物の起源』倉谷滋訳,工作舎.

客観性を巡るあれこれ

  • Daston, L. J. and Galison, P. 2007. Objectivity. New York: Zone.
  • Porter, T. M. 1995. Trust in numbers: The pursuit of objectivity in science and public life. 邦訳『数値と客観性―科学と社会における信頼の獲得』 藤垣裕子訳,みすず書房.
  • Douglas, H. 2004. The irreducible complexity of objectivity. Synthese, 138(3): 453-473.

科学哲学のこれから

  • Nakao, H. and Machery, E. 2012. The evolution of punishment. Biology and Philosophy, 27(6): 833-850.
  • 中尾央.2015.『人間進化の科学哲学ー行動・心・文化』名古屋大学出版会.

科学技術と社会

  • 小林傳司.2007.『トランス・サイエンスの時代―科学技術と社会をつなぐ』NTT出版(Amazon).

科学技術政策のこれまでとこれから

  • 広重徹『科学の社会史(上・下)』岩波現代新書.
  • 小林信一. 科学技術政策とは何か.(PDF

Last modified: 03/17/2014